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{本夜本談} 合原一幸
{本夜本談} 合原一幸

現在東京大学生産技術研究所教授,東京大学最先端数理モデル連携研究センターセンター長(兼任),東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授(兼任),東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻教授(兼任)。専門は数理工学、カオス工学、生命情報システム論。AROB・Academic Achievement Award、東京テクノフォーラム21 ・ゴールドメダル賞などを受賞。

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[本夜本談] 06 松岡正剛 × 合原一幸

【第一夜】蝶を追いかける夢はいつもフルカラー

2010年07月03日

『本夜本談』第六回は、東京大学生産技術研究所にある、脳の数学モデルやカオス理論など、数理工学の先端を走る合原一幸さんの研究室を訪ねました。合原先生は、つい3年前まで、昆虫学者になることが夢だったと語るほどの昆虫少年でした。その夢が、ニューロエソロジー(神経行動学)との出会いによって、実現することになったと楽しそうに語る合原先生に、松岡さんも思わず拍手。日本独自の学問だという数理工学への入口となった甘利俊一『神経回路網の数理』は、合原先生のお母さんも題名を覚えるほど読み耽りました。漫画と、丸覚えするほど昆虫図鑑に熱中した少年時代を振り返りながら、「数学モデルの前提の特殊性が、分野を超えて普遍性を持つ」ことが数理工学の醍醐味だと語る合原さんに、松岡さんは、好みが科学を促進するというイメージで応えます。シーノグラフィックな知識が本のページのように折りたたまれていく合原さんとの対話を、「自分が何かの本になっていく」という表現で松岡さんは締めくくりました。

《本流ナビIndex》東京大学生産技術研究所/なぜ科学に進んだのか/3年前まで抱いていた昆虫学者になる夢/ニューロエソロジー=神経行動学との出会いでかなった夢/ヤリイカの巨大神経細胞から昆虫の神経ネットワークへ/数理工学は日本独自の学問/GHQにより廃止された東大航空工学部/生物に数学的モデルを適応する/電気工学⇒電子工学⇒計数工学/日本人しか読めない甘利俊一『神経回路網の数理』/真剣に遊びに熱中する甘利先生/幾何学のセンスで情報理論を書く/漫画ばっかりだった小中学校時代/丸覚えするほど読んだ昆虫図鑑と『昆虫採集案内』/海馬の場所ニューロンが発火しまくり/世界に自慢できる日本の図鑑/月刊むし社に標本を買いに/カラーの夢で蝶を追いかける/プロとアマチュアが逆転するポイント/ブラジルの親戚から贈られたモルフォ蝶/好みが科学を促進する/科学の普遍性と特殊性のバランス/数学の分野を越える横断性が数理工学の醍醐味/自分が何かの本になっていく感覚

 

【其の一】昆虫学者になる夢がかなった

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 完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上

 

『サイバネティックス 第2版』(ノーバート・ウィーナー/1962/ 岩波書店)
『虫の惑星』(ハワード・エヴァンズ/1972/早川書房)

『完訳 ファーブル昆虫記』(ジャン=アンリ・ファーブル/2005/集英社)

 

 

【其の二】甘利俊一先生の“遊びの精神”

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『神経回路網の数理』(甘利俊一/1978/産業図書)
『情報理論』(甘利俊一/1970/ダイヤモンド社)

 

【其の三】漫画と昆虫図鑑に耽った少年

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『新しい昆虫採集案内』(京浜昆虫同好会/1971/内田老鶴圃新社)
『世界のゼフィルス大図鑑』(小岩屋敏/むし社)

 

【其の四】科学の好みと数学の横断性

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宇宙の神秘 新装版  

 

『カオス的脳観』(津田一郎/1990/サイエンス社)
『宇宙の神秘』(ヨハネス・ケプラー /1982/工作舎)

 




次回 本夜本談 第⑥回 第二夜の配信予定は、7月9日(金)です。お楽しみに。

  ※映像が途切れるなど、動画をうまく再生できない場合はこちらをご利用ください。 [再生方法について]

【其の一】昆虫学者になる夢がかなった
【其の二】甘利俊一先生の“遊びの精神”
【其の三】漫画と昆虫図鑑に耽った少年
【其の四】科学の好みと数学の横断性