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[本夜本談] 小池純代
[本夜本談] 小池純代

歌人。歌集に『雅族』『苔桃の酒』『梅園』がある。2001年秋、イシス編集学校入門以来すべての講座で師範代・師範を歴任する。Web版「松岡正剛の千夜千冊:放埒篇」への返歌1144首が、書籍版『千夜千冊』に収められている。2007年秋、3年の準備期間を経て<遊>技法研鑚コース[風韻講座]を立ち上げ、第一座から師範を担当。初夏に第六座座開きを控えている。

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[本夜本談] 05 松岡正剛 × 小池純代

【第一夜】神話の変容・青いヘッセ・文芸の病院

2010年05月01日

 

歌人・小池純代さんのもうひとつの顔は、イシス編集学校の名師範。もはや松岡正剛さんの大切な仲間として、多様なコラボレーションの相方をつとめています。その象徴的な作品が『松岡正剛千夜千冊』全集(求龍堂)の1夜毎に添えられた小池さんの和歌。三十一文字が千夜千冊の世界をいっそう豊かに彩っています。それほどゆかりの深いふたりですが、意外にも読書体験について語り合うのは今回がはじめて。第一夜では、松岡さんも知らなかった小池さんの原点、少女時代の「読書3期」が明らかになります。神話で育まれた「変容」への受容力、『デミアン』から始まるギムナジウムへの共振。そして単行本の威厳に手をのばした文芸の病院世界へ。読書人として、歌人として、小池さんをかたちづくる感性の来歴が次から次へとあふれ出します。

《本流ナビIndex》千夜千冊と千夜千首/子ども時代の読書体験は3期に分かれる/本はタブー~読書を禁じた父親/神話で変容するものへの興味/世の中は「おぼつかないもの」/ピノッキオは変/おとなしい子どもは、イマジネーションで冒険に出る/『ベッドタイム ストーリーズ』の3色表紙/仏教説話をマンガで/文化としての説教/いよいよ文庫本解禁に/『真実一路』で大人のウソを学ぶ/岩波文庫の水色のヘッセ/新潮文庫の背の色で、ささやかなジャケ買い少女の『デミアン』体験が決定的/さ/ギムナジウムの少年たち/3軒の本屋を回る習慣/ゲイと大陸書房が並んだ三省堂/本は場所と結びついている/立ち読みはマーキング/はじめて買った単行本『富士』/『魔の山』は大人のギムナジウム/文芸の病院に入院?/松岡正剛のマーキング術は武田泰淳の書庫から/なぜ布団のなかで本が読めるのか?

 

【其の一】神話で学んだおぼつかない世界

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松岡正剛千夜千冊(8冊セット) 古事記 (21世紀によむ日本の古典 1) ギリシア神話

  

 

『松岡正剛千夜千冊』(松岡正剛/2006/求龍堂)
『古事記』(神野志隆光/2001/ポプラ社)
『ギリシア神話』(石井桃子編・訳/2000/のら書店)

 

【其の二】おとなしい女の子の心の冒険

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ピノッキオの冒険 (岩波少年文庫) ハックルベリイ・フィンの冒険 (新潮文庫) トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫) 三銃士〈上〉 (岩波少年文庫) 巌窟王 (講談社青い鳥文庫) 白いトロイカ (1) (講談社漫画文庫)
へび女 (ビッグコミックススペシャル) 漂流教室 1 (ビッグコミックススペシャル)
アンナ・カレーニナ (上巻) (新潮文庫) 選択本願念仏集 (岩波文庫)

 

『ピノッキオの冒険』(カルロ・コッローディ/2000/岩波書店)
『ハックルベリイ・フィンの冒険』(マーク・トウェイン/1959/新潮社)
『トム・ソーヤーの冒険』(マーク・トウェイン/1953/新潮社)
『三銃士(上)』(アレクサンドル・デュマ/2002/岩波書店)
『巌窟王』(アレクサンドル・デュマ/1989/講談社)
『白いトロイカ』(水野英子/2002/講談社)
『へび女』(楳図かずお/2005/小学館)
『半魚人』(楳図かずお/1997/講談社)
『漂流教室』(楳図かずお/2007/小学館)
『ベッドタイムストーリーズ』 (福音社編集部/1987/福音社)
『アンナ・カレーニナ』(レフ・トルストイ/1998/新潮社)
『選択本願念仏集』(法然/1997/岩波書店)

 

【其の三】文庫本解禁と青いヘッセ揃え

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真実一路 (新潮文庫) デミアン (岩波文庫) リア王 (岩波文庫) 車輪の下 (新潮文庫)春の嵐―ゲルトルート (新潮文庫) シッダールタ (新潮文庫) 荒野のおおかみ (新潮文庫) クヌルプ (新潮文庫)ポーの一族 (1) (小学館文庫)

 
 

『真実一路』(山本有三/1950/新潮社)
『帆船バウンティ号の反乱』(ベンクト・ダニエルソン/1982/朝日新聞社)
『デミアン』(ヘルマン・ヘッセ/1959/岩波書店)
『リア王』(ウィリアム・シェークスピア/2000/岩波書店)
『女生徒』(太宰治/1997/角川書店)
『車輪の下』(ヘルマン・ヘッセ/1951/新潮社)
『春の嵐-ゲルトルード』(ヘルマン・ヘッセ/1950/新潮社)
『シッダールタ』(ヘルマン・ヘッセ/1971/新潮社)
『荒野のおおかみ』(ヘルマン・ヘッセ/1971/新潮社)
『クヌルプ』(ヘルマン・ヘッセ/1970/新潮社)
『ポーの一族』(萩尾望都/1998/小学館)

 

 

【其の四】単行本デビューで文芸の病院へ

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遠い声遠い部屋 (新潮文庫) テネシー・ウィリアムズ回想録 富士 (中公文庫) 楡家の人びと (上巻) (新潮文庫)魔の山〈上〉 (岩波文庫) 楢山節考 (新潮文庫)

 

 

『超運命学の原理』(津島秀彦/1972/大陸書房)
『遠い声遠い部屋』(トルーマン・カポーティ/1971/新潮社)
『回想録』(テネシー・ウィリアムズ/1999/白水社)
『富士』(武田泰淳/1973/中央公論社)
『楡家の人びと(上)』(北杜夫/1966/新潮社)
『魔の山(上)』(トーマス・マン/1988/岩波書店)
『楢山節考』(深沢七郎/1964/新潮社)

 

 



次回 本夜本談 第⑤回 第二夜の配信予定は、5月17日(月)です。お楽しみに。

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【其の一】神話で学んだおぼつかない世界
【其の二】おとなしい女の子の心の冒険
【其の三】文庫本解禁と青いヘッセ揃え
【其の四】単行本デビューで文芸の病院へ