プロフィール

高橋秀元
高橋秀元

日本の神々について独特な解読を進め、観念の技術をめぐって多様な執筆を続ける。 現在、編集工学研究所主任研究員。 出版、日本文化・観光・都市などの研究、地域振興や文化施設などのプランに携わる。 イシス編集学校で密教のヴァジラ(金剛杵)を冠した教室を開いたことから、「ヴァジラ・タカハシ」が仇名になっている。

Left_partition

最近の記事

Left_partition

カテゴリー

Left_partition

月別バックナンバー

Left_partition

キーワード検索

Left_partition
banner1  banner2  banner3  banner4 
Now loading...
=高橋秀元.jpg
高橋秀元 バジラな神々
記事一覧
Button_nextpage_off
10.03.09
Tue

第4柱 津速産霊神―3◎『日本書記』と『新撰姓氏録』の間に

   養老4年(720)、藤原不比等がまちわびた、新生日本を国際的に認知させる歴史書『日本書記』が完成します。これは「日本」をタイトルとする最初の書物で、当時の東アジア国際社...

10.03.06
Sat

第4柱 津速産霊神―2◎春日大社と新生日本をめぐって

   倭国が日本に転換する契機となったのが、大化改新と白村江(はくすきのえ)の戦いでした。この二つの大事件に深く関わったのが中大兄皇子(なかのおおえのおうじ:天智天皇)と中臣...

10.03.01
Mon

第4柱 津速産霊神―1◎流動力の「ち」と中臣氏の命運

   津速産霊神(ツハヤミスビノカミ)は『古事記』、『日本書記』に登場しない神です。忌部氏(いんべし)の文書『古語拾遺』では天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)を始源の神とし...

10.02.17
Wed

第3柱 神皇産霊神―6◎橘氏の泉の宮と照手姫の結びの神

   森の中の泉が産霊(むすび)の神の聖地とされたのが和泉井上神社(大阪府和泉市)です。この神社は今では天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、高産巣日神(タカミムスビノカミ...

10.02.12
Fri

第3柱 神皇産霊神―5◎下鴨の相生社と高句麗の若光伝説

   『新撰姓字録』に神魂命(カミムスビノミコト)の子孫を称する氏族、県犬養宿祢(あがたいぬかいのすくね)、間人宿祢(まひとのすくね)、委文宿祢(しずりのすくね)、天語連(あ...

10.02.03
Wed

第3柱 神皇産霊神―4◎古き聖母と神名火山の天孫降臨

   大国主神話より古拙(こせつ)なクニ造りの神を伝えるのが佐太神社です。そこには神魂命(カミムスビノミコト)の娘、支佐加比売命(キサカイヒヒメノミコト)が生んだ佐太大神(サ...

10.01.27
Wed

第3柱 神皇産霊神―3◎神無月と杵築の結界

   神皇産霊神(カミムスビノカミ)は高皇産霊神(タカミムスビノカミ)と一対の神とされ、しかも出雲系の祖神といった性格もおびていました。そのため、5世紀以降に台頭してきたらし...

10.01.22
Fri

第3柱 神皇産霊神―2◎死と再生・癒しと鎮魂

   神皇産霊神は死と再生をつかさどる神でもありました。『古事記』の大国主命(オオクニヌシミコト)の物語に異母兄弟の八十神(ヤソガミ:多くの神)に謀殺されて、よみがえる物語が...

10.01.19
Tue

第3柱 神皇産霊神―1◎出雲神話にあらわれる火継ぎの神

   『古事記』では神産巣日神(カミムスビノカミ)神産巣日之命(カミムスビノミコト)、神産巣日御祖命(カミムスビミオヤノミコト)、『日本書紀』では神皇産霊尊(カミムスビノミコ...

10.01.12
Tue

第2柱 高皇産霊神―7◎山と海の結界のムスビ

   日本各地の霊山の山神を高皇産霊神とすることが多く見うけられます。祀大和盆地から吉野山地に入る入り口ともいうべき竜門山塊の主峰、竜門山にも高皇産霊神を祀る高鉾神社(たかほ...

10.01.07
Thu

第2柱 高皇産霊神―6◎高天原幻想と葛城王朝

   高皇産霊神(タカミムスビノカミ)は高天原(たかまがはら)にあらわれ、「ひ」というスピリットを発揮して、神々が生成する素地をつくりました。したがって高皇産霊神は高天原に見...

10.01.01
Fri

第2柱 高皇産霊神―5◎梵天と習合した産霊神

   今では『続群書類従』に収録されている『大和葛城宝山記』という奇書があります。そこには、この書物は行基菩薩撰とされ、天平17年(745)に興福寺の仁宗という僧が書写して伝...

09.12.31
Thu

第2柱 高皇産霊神―4 ◎山城の壱岐氏・大和の対馬氏と亀卜の行方

   対馬に信仰されていた高皇産霊神(タカミムスビノカミ)が安閉臣事代(あべのおみことしろ)に、壱岐氏の祖神の月神、対馬氏の祖神の日神を通じて、山城、大和に祀るように託宣した...

09.12.27
Sun

第2柱 高皇産霊神―3 ◎天童伝説と市の民と赤米

    対馬の高皇産霊神(タカミムスビノカミ)が“うつほ舟”に乗った不思議な霊石に憑(つ)いて対馬に漂着したという物語の型を用いて、中世の修...

09.12.23
Wed

第2柱 高皇産霊神―2 ◎月神・日神の託宣とウツホ舟の物語

   西海の果ての辺境、壱岐、対馬から京都と奈良に高皇産霊神(タカミムスビノカミ)が招かれたという古い記録があります。『日本書記』の顕宗天皇三年(487)、遣任那使(けんにん...

09.12.18
Fri

第2柱 高皇産霊神―1 ◎世界樹のイメージを帯びたムスヒの神

   『古事記』では高御産巣日神(タカミムスビノカミ)、『日本書紀』では高皇産霊神(タカミムスビノカミ)、『古語拾遺』などのは高御魂神(タカミミスビノカミ)と記されます。宇宙...

09.12.14
Mon

第1柱 天之御中主神―7 ◎国学に唯一神とされる

北極星や北斗七星の妙見菩薩、あるいは北方の守護星座の玄武などと結びつけられた天之御中主神でしたが、これをヨーロッパの近代宇宙論をも視野においた宇宙の始原の神ととらえたのは国学でした。 ...

09.12.11
Fri

第1柱 天之御中主神―6 ◎西国の妙見信仰と琳聖太子伝説

   天之御中主神は室町時代に勢力を拡大した守護大名が信仰した妙見菩薩と同体として祭られることも多かったのです。有名なものとしては、鹿児島の島津氏が信仰した妙見神社(現天之御中主...

09.12.07
Mon

第1柱 天之御中主神−5 ◎水天宮と始原の神

 安産の神として名高い東京の水天宮では天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)と密教の水天を同体としています。その祭神の物語には『平家物語』に記された悲劇を背景とする中世神話がひそんでいるので...

09.12.03
Thu

第1柱 天之御中主神−4 ◎北斗が降りた星田

 法華宗を守護する妙見菩薩と陰陽道の鎮宅霊符神(ちんたくれいふしん)、日本神話に高天原の中心に立つ天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)を一体とした信仰の根拠地の1つに星田妙見宮(大阪府交野市)...

Button_nextpage_off