プロフィール

大友浩
大友浩

1958年東京・深川生まれ。中央大学法学部卒。専門誌等の編集を経て、91年から約12年にわたって、日本唯一の演芸情報専門誌『東京かわら版』編集長を務める。寄席演芸を中心に、音声芸術、身体表現全体に及ぶボーダレスな研究活動を展開。近年はリコーダー音楽に関する研究も手掛け、自身も奏者としても舞台に立つ。

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大友浩の本棚 芸を読む・人を読む
記事一覧
10.03.10
Wed

第8回 四隅の読書

  『裁判官の書斎』 (1985年、勁草書房)    読書量はさほど多いほうではない。  ただ、読書範囲が広いと人から思われることがときどきある。  実のこと...

10.02.20
Sat

第7回 チェリビダッケにとって聴衆とは

   最近、チェリビダッケのCDを聞きながら寝ている。  だいぶ前に買った『チェリビダッケ・エディション』33枚組から、無作為に1枚寝床に持っていくのだ。  ベートーヴェン、ブル...

10.02.10
Wed

第6回 二種類の笑い 〜小林賢太郎をめぐって〜

   笑いについて述べた本は山のようにある。「日本笑い学会」(井上宏会長)という団体があって、笑いについての文献をリストにしたりしている。私もかつて少しだけお手伝いをしたことがあるが...

10.01.10
Sun

第5回 銃後でねえやは夜目に行き 〜歌詞とメロディのビミョーな関係〜

 確かめようと思えばすぐにでも確かめられるのに、なんとなく人の言うことをそのまま信じてしまっていることがある。  こういうことは意外と多いのではないかと思う。   青島広志『...

09.12.30
Wed

第4回 部分から全体を見る 歌舞伎と古楽の場合

 風呂で、橋本治『江戸にフランス革命を!(上)』(1989年、中公文庫/原書は1989年、青土社)を読んでいたら、こんなくだりにぶつかった。  江戸時代、歌舞伎の台本は二部しかつくられなかった...

09.12.20
Sun

第3回 編集者の困惑顔 三遊亭円之助『はなしか稼業』

 単行本を買う。しばらくして文庫になると、また買いたくなる。  文庫化に際して、本文が増補されていたり訂正されていたりすることがある。本文 が全く同じでも、解説がつくことが多い。それが嬉しいの...

09.12.09
Wed

第2回 日本生まれの悪口 平山蘆江『三味線藝談』その2

 前回にひきつづき平山蘆江『三味線藝談』(1952年、住吉書店)の話題で。といっ ても、本の大筋には関係ない細部についてである。 『三味線藝談』 平山蘆江 著 (1952年、住吉書店...

09.11.25
Wed

第1回 ラヂオとレコード 平山蘆江『三味線藝談』その1

 ある寄席囃子の師匠から勧められて、平山蘆江『三味線藝談』(1952年、住吉書店)を読んだのだが、とても面白かった。 三味線を中心とした日本の音楽すなわち邦楽について、著者の考え方を述べた評論...