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 千夜千冊から数寄(すき)な三夜を選ぶ。 梳いて、透ける、読みっぷり、千差万別。選者は、イシス編集学校メンバーです。

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数寄三冊

ビター臨界コーラ教室◎大原慈省師範代

2009年11月25日

◎大原慈省さん 
22期 ビター臨界コーラ教室 師範代
翻訳・児童書関連/経理・労務 



 



1. 第0212夜 『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』 シルヴィア・ビーチ


ここ数年、何になりたいと問われたら、本屋になりたいと答えていた。好きな作家や画家に囲まれる店主のイメージだ。そんな夢のような書店があったとは実に羨ましい話である。シルヴィア・ビーチはその人柄や知識と共に、空間編集の達人として憧れの人になった。「○○○・アンド・カンパニイ書店」○に何を入れようか。真剣に考えてしまう1冊に違いない。


2. 第0861夜 『枯山水』  重森三玲

12歳の時、修学旅行で京都を訪ね、始めて龍安寺の石庭を見た。9月の暑い日でぼーっとしていたのか、小学生にも分かるよう解説してくださったご住職の話は耳に入らず、最後はどこを通って帰ってくるのかばかりが気になった。勿体ないことをした。でも、あの白い庭の色は記憶に焼き付いている。あれから数十年。再び枯山水に触れる時期が来たのかもしれない出合いの1冊である。


3. 第0800夜 『AKIRA』  大友克洋

劇画版『AKIRA』は観たが、内容もよく分からないままに惹かれ、いつか続編が出来るのを待っていた。描かれている未来は、人類が進む避けられない道のように思え、臭いがリアルに感じられ、『AKIRA』の世界を信じたのを思い出す。サイコなイノセンスと、神経質なバイオレンスを持った少年たちだったのか……。この八百夜を読んで続編は出来ないのだと理解した。原作を読んでみようと思っている。
 

 

 

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