五月雨から紫陽花雨へと移りゆくとき。23守の各教室では、第1
回番選ボードレール(番ボー)のエントリー締め切りが刻々と迫り、
師範代と学衆の指南⇔回答のやりとりが熱く濃く交わされていまし
た。ちょうどそのころ、期を越えてやってきた先達師範と23守現役
師範8人が同朋衆としてウェブ上に設けられたとあるラウンジへと
集まってきました。番ボーでエントリーされた作品を講評するので
す。先達師範は、10周年を迎えるイシス編集学校とともにずっと関
わっているN師範。9守では学衆で、師範代から師範と豊富な経験
をもつH師範、門前指南から13守入門したN師範、やはり13守から
5年の関係線というK師範と大同縁を描く皆様です。
番ボーの最終的なエントリー作品は132。同朋衆はまず、翼をぱ
ーと拡げ、全体を鳥の目で見渡します。次にぐぐっとズームイン
してひとつひとつの作品が生まれていったプロセスに迫り、そ
の意図を探索—いわば虫の目で追いかけます。さらにプリズムを通
してみるがごとくの魚の目も駆使します。同朋衆はそれぞれの編集
方針を立て、構成を練り、講評執筆へと向かいます。
ここから、それぞれの近況や心境も語らいながら、第1稿、第2
稿へとずんずん進んでいきます。番ボー講評は、同朋衆にとっての
編集稽古。イシス編集学校で繰り広げられている番稽古同様、余所
見、脇観、盗味はもちろんOK。このときこの場の旬を最大限採り
入れつつ、これまでの講評の軌跡も辿り、その方法も参照します。
刺激と啓発をハイパー・ハイタッチに浴び、また自らの「ワカル」
「カワル」を腑に落として、編集していきます。
当初、こうしようと打ち立てた方針を思い切って「ヤメル・キル・
ステル」—すぱっと潔くという場面も多々ありました。
ラウンジに集ってから2週間。6月15日・16日の2日間に8つの
講評が学衆の皆様に向けて放たれました。変幻自在な色と形をみ
せる紫陽花のように、カワルことが鮮やかなラインアップとなり
した。
(イシス編集学校23期[守]師範 池澤祐子)

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